★公開日: 2022年6月21日
★最終更新日: 2022年6月21日

こんな方のお悩みを解決します
  • 飲食店のゴキブリ駆除を専門業者に依頼したい
  • どうせ依頼するなら、出来るだけ安く、かつ効果の高い、「賢い」依頼を選びたい
  • でも実際にその「賢い依頼」をするために、何をどうすればいいか判らない

「プロが飲食店に教える完全ゴキブリゼロ(Gゼロ)対策」。
今回は、ゴキブリ駆除の専門業者に駆除依頼を行う際、どのような業者にどのように依頼すれば「賢く」依頼出来るのか、についてをプロの立場からお教えいたします。

この記事を読めば、あなたのお店のゴキブリ駆除を出来るだけ効率よく、また出来るだけ効果高く、専門業者に依頼することが出来るようになるでしょう。

何故なら専門業者には、その業者さんにどうやって依頼すれば賢くお願いが出来るか、というポイントが幾つか存在するからです。
つまり賢く業者さんに依頼するためには、これらの「すべきポイント」を押さえることが実は重要なのです。

ではそれは一体どんなことなのか。
それをここではお伝えいたします。

この記事のレベル
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執筆者紹介と本日のポイント

まずは、ご挨拶を。

プロフィール
高薙先生(Twitter)

…とまあ、こんなぼくがこの記事を書いてます。

さて。
今回のお話のポイントは、こちらになります。
念頭に置いて、お話をどうぞ読み進めてください。

この記事のポイント
  • ゴキブリ駆除は、ゴキブリという飲食店経営のビジネス上のリスクをいかに減らすかという、事業上の投資活動だ
  • だからこそ、そのリターンを高めるため、効果的な駆除依頼をすべきである

それでは、早速ながら本題に入っていくとしましょう。登場人物紹介

G業者に「賢く」依頼するためにすべき5つのこと

高薙先生
高薙先生
実はゴキブリ駆除を専門業者に賢く、極力お得に依頼するためには、「すべきこと」が、幾つかあるんだよ。
え、そんなことがあるんですか?
若大将
若大将
高薙先生
高薙先生
といっても、実はそんな特別なことじゃない。
しかもそのうちの多くは、考えてみればごく常識的なことばかりだよ。
それに、若大将もそれを聞けば「成る程」、と必ず頷いて理解出来ると思うよ。
だって、それらの多くは、飲食店におけるお客さんへの対応と全く同じことだからね。

飲食店のゴキブリ駆除を専門店にお願いする際に、賢く依頼するためにおさえておくべき幾つかのポイントがあります。

ちなみにこの「賢く」というのは、いかに安く、いかに効果的に、いかにお得に、お願いするか。
そのために押さえておくべき、つまり「すべき」5つのポイントのことです。

ではそれは一体どんなことなのか。
一つずつお伝えしていくとしましょう。

挿画:5ポイント

予め状況を詳しく伝えるべし

まず1つ目は「予め専門業者にその状況を詳しく伝える」、ということです。
何故なら、そうすることで業者さんの現状把握の精度をより高め、駆除の効率を高めることが出来るからです。

どうせお金を払ってお願いするのであれば、効果は高いほうがいいですよね。
であれば、ゴキブリ駆除にはお店側の協力は必須です。

お金は払ったんだから、あとは何から何まで全て勝手によろしく、で生物相手の仕事の効果が出るものでは、実は全くありません。

勿論、それで全く出来ないわけでもありませんが、しかしその結果が出るに至るまでには、かなりの手間も時間もかかるものです。
となると当然ながら、そのぶんだけ、お金はかかります。

要するに、最小限のお金で最大の効果を出したいのであれば、何から何まで業者任せにするのではなく、出来るサポートは最大限にしたほうが自分のためだ、ということです。

そのために、お願いする以上、出せる情報は全部、出す。
これはもう、やって全く何ら損のない最低限の協力といえるものでしょう。

さて、
ここでも以前、専門業者がゴキブリ駆除を行う際、まずは駆除施行の前に何をどうやって行うか、それを定めるために「初期診断調査」として次のようなことを行う、ということをお話いたしました。

「初期診断調査」の実施事項
  1. ヒアリング(聞き込み調査)
  2. インスペクション(目視調査)
  3. トラップ設置(捕獲調査)

まず、ぼくらが現場に調査として向かった場合、一番最初に行うことは「現状把握」のためのお店の方への「ヒアリング(聞き込み調査)」です。

つまりはお店の人に、「ゴキブリどのくらい見ます?」「どこで多いですか?」と単純に訪ねてまわるわけです。

挿画:初期診断調査

当然、専門業者が調査に来る場合、そのようなことを聞かれることも多いはずです。
であればそこで、予めそうした事前情報はしっかりとまとめておくことが、効果を最大限にするうえで重要になります。

少なくとも次のようなことは、事前にまとめておき、専門業者に伝えておいたほうがいいでしょう。

業者に伝えるべき現場情報
  • どのあたりでゴキブリを見るのか
  • それはいつくらいから見るようになったのか
  • それは初めてのことなのか、それとも何度も再発している問題なのか

このくらいの情報を伝えるだけでも、業者さんの見るべきターゲットや選ぶべき対策方法というものは、ぐっと絞り込まれます。

また、もし出来るならば「ゴキブリホイホイ」でも何でもいいので、そのような市販のゴキブリ捕獲トラップを専門業者が来る1周間ほど前にゴキブリを見る近辺に設置しておき、そのことを伝えると全く違ってくるでしょう。
何故なら専門業者は、その捕獲状況を見て確認するだけで、かなり具体的な店内の状況把握が進むからです。

例えば、次のようなことがらについて、です。

「ゴキブリホイホイ」の設置からわかること
  • ゴキブリのピンポイントな営巣場所
  • ゴキブリ生息の進行レベル
  • そこに対してのゴキブリの駆除方法(薬剤、施行種の選定)
  • 完全駆除にかかる期間、金額など

これは上の初期診断調査でいうところの、簡易的な「トラップ設置(捕獲調査)」のかわりにもなります。

これらがわかれば、専門業者は余計な作業の設定をしなくてすむので、結果的に作業期間が短くなり、施行料金を抑えることにもつながります。

食ネコ
食ネコ
実はゴキブリ駆除は、あなたのお店の経営リスクを減らすための投資活動の一つなんだにゃ。
ということは専門業者とは、そのリターンをもたらしてくれる、重要なビジネスパートナー。
そう考えたら、業者任せなんてあまりに勿体ない話なんだにゃ。
参照画:捕獲調査

「現状」と「目標」を業者と共有すべし

次にすべきは、あなたのお店の「現状」と、専門業者の駆除施行における「目標」の明確化、です。

つまり、あなたのお店が今、どのような状況にあるのか。
その「現状」をプロの目から判断してもらうこと。

そして、この問題を解決するためには、どのくらいかかって、どうすればいいのか。
また、どのような状況を「ゴール」とするのか。
その方法や基準、「目標」を共有することです。

「いや、そんなの当たり前に、ゴキブリがいなくなったらでしょ?」

もしかしたら、そう単純に思っているかもしれません。
ですが、あなたがたやすく思っているほど、ゴキブリを完全にいなくさせるということは、そんな簡単な話でも短期的な話でもありません。

あなたの想像以上にゴキブリ生息の根が深い。つまりゴキブリという病状が、進行し、悪化がひどくなっている。
こういう場合は、何度も何度も根気強く駆除施行を続けていくしかない可能性だって、お店の状況からすれば十分ありえる話です。
それをどう知って、どう捉えるか、ということです。

これは「ゴキブリがいる」という病気をお店が抱えていて、それをどう治療して治していくか、ということをお医者さんと話し合う、というようなものです。

つまり現状で、あなたのお店はどんな「病状」にあって、そのためにどんな「手術」=「駆除」が必要なのか。
それをどのくらい続ければいいのか。
その「目標」と、そこまでの道のりを業者さんと共有する、ということは、ビジネスパートナーである業者さんとの契約上でも重要なことです。

と同時に、どの段階を「目標」にするかで、話は大きく変わってきます。

完全にゴキブリをいなくさせたいのか。
それが現実的に可能なのか、そうではないのか。
このあたりを含めて業者さんと話し合うことで、業者さんのすべきことが互いに明確化することでしょう。
こうしておけば、想定していた効果に至ってないだのといった齟齬を防ぐことも出来、結果的にお得で賢い依頼となるはずです。

食ネコ
食ネコ
Gという問題の「現状」のうえで「目標」を定め、それを解決する「方針(対策)」を業者さんと一緒に立てていく。
これはビジネス戦略の上でも重要な、マネジメントの基本だにゃ。
挿画:現状→方針(対策)→目標のイメージ
挿画:「現状」→「方針(対策)」→「目標」のイメージ

「安い」は「安さ相応」と知るべし

ここでちょっと皆さんに質問です。

低価格帯の飲食店の料理を食べたお客さんが、「もっと美味しいものを何で出さないんだ!」「どうして料金以上のサービスや料理を出さないんだ!」と怒ったとしたら、あなたは飲食店の経営者の立場としてどう思うでしょうか。
そういうお客さんを、お店に迎えたいでしょうか。

わかりますよね、これ。
ぼくらの業界も、というかぼくらも何も、皆同じビジネスなので、基本的に全く同じ考えです。

相当に踏み込んだ本音ですけど、この業界も他の業界同様、「安いものは、安いなり」です。

だからこそ、上で「どのくらいの効果を提供してくれるのか」という「目標」を共有して、「サービスの価値」の値定めを事前にしておくべきだ、と言っているのです。

そして、
そもそもこうした事前の取り決めをしないで、ただ単発の駆除施行を格安で行う、という専門業者の駆除作業というのは、「値段は安いけれど、それなりのことしかしない」ものであると、認識すべきです。

ただし、この「認識」というのは、「そういう値段相応のサービスをあなた自身が選んだ」と理解する、という意味ですから誤解のなきように。
ですからそれは、「業者のレベル」とは関係なく、単にあなたのオーダーした「依頼サービスのレベル」がそういう程度のものだった、という話です。

そりゃあ誰だって、何かを買うなら安いほうがいいに決まっています。
だから、同じ商品をネット上で買う場合、あっちのお店よりもこっちのお店のほうが安いから、それを選ぶ。
これは消費者活動としても、当たり前の話です。

でも、ゴキブリ駆除の場合、その商品が同じものとは限りません。
あっちの業者のサービスは、こっちの業者のサービスとは違っていることもままあります。

例えば、何でもいいのですが、あなたのお店に炒飯を食べにきたお客さんが「あっちのお店の炒飯は安いのに、どうしてこのお店の炒飯は高いんだ」とケチをつけてきたら、あなたはどう思いますか?
そりゃ単に「炒飯」というメニューが同じなだけで、モノが違うんだから当然だろ、と答えたくなりませんか?

当然ですが、「安いものは、安いなり」だからです。
ビジネスである以上、この世界も、それは同様、常識です。
あとはそれをどう受け取るか、です。

挿画:価格=サービス
価格=サービスの価値

複数業者に相見積を取るべし

さて。
これらを書くにあたり、ぼくも少しばかり「ゴキブリ駆除業者の選び方」みたいなものを、ネット上で検索してみました。

すると、出てくるのは、いかにも素人がちょっとネット上で調べただけで書いたような、薄っぺらな飲食店業務向けのページ。
ため息しかこぼれませんでした。

で、そんななかに、こうあったのです。
「複数業者に相見積を取る」と。

いや、実はぼくもこの意見自体には、賛成なんです。

ですがその理由は、そうしたページが示しているものとは、全く違うものです。
それは、そんなページで書かれているような「最安値の超格安業者を見つけるため」でも、「候補の業者にそれを伝えて無理やりに価格競争に脅しのせて値引きさせるため」でも、全くもってありません。

ぼくが相見積を勧める理由、それは次の2点につきます。
そしてこれらは、お店と業者の双方にとってメリットだとも思っています。

相見積をすべき理由
  • 依頼側が「相場」を理解出来る(お店の予算にあったサービスレベルを選択出来る)
  • 駆除業者側にとって、適切価格以下で対応しなくていい

まず先のように、この業界市場もご多分に漏れず「安いものは、安いなり」なので、お店の予算にあった「相場」というものが把握できるでしょう。
だからそれに似合ったところを選べばいいかと思います。
そういう選択肢が増えるのはいいことでしょう。

そして、もう一つ。

ぼくらにも同様に、その仕事を請け負う場合の金額の「相場」というものがあります。
この値段を切ったら、ビジネスとして依頼を受ける必要がない、という線引です。

そこまで値切られたり値引いたりして請け負うことは出来ないし、そういう交渉を求めてくる相手に、時間も手間も一切、費やしたくはない。
当たり前のように、そういうものがあります。

身勝手に聞こえますか?
んじゃ、こう考えてみてください。

「○○という料理の比較候補を自分は複数探していて、あなたのお店をその1つとして選んだ。
だから、それを踏まえた割引値段を提示して欲しい。
それが他とくらべて最も安かったら、食べに行く。」

皆が知る名もあるような大手メディアからの依頼ならまだしも、全く名もないただの個人からそう問い合わせが来たら、あなたのお店はどう対応しますか?
よくぞ、と激烈な値引き額をそこで提示しますか?

どう考えても、するわけないですよね。
で、ぼくらも、同じです。

だから、相見積だと言われてもよっぽどの好条件でもない限り、動じません。
なので寧ろ、無意味な割引交渉に対応しなくてすみます。

ちなみに、これに共通した考えの薄っぺらな依頼策に挙げられていたものが、「一式などでの見積ではなく、細かな見積明細の作成を頼んで、それを根拠に割引交渉をしろ」というものでした。

正直、それを見た後に、こぼれていた苦笑がヒキつって軽めにドンビキしました。
いや、あなたそれって「飲食店業務のサポート」として本気で、本当に、書いてます?と。

例えば、あるお客さんが、お店に来た。
メニューを見て、一言。
「この値段じゃ一式になっていて商品価値がわからないから、レシピと材料費、人件費の明細を出してくれ。」
で、
「人件費、こんな高いわけがないから2/3にしてくれ。
あと豚肉はこんなにいらないから、量を減らして、そのぶん料金をまけてくれ。」

…と、ど素人がプロである料理人にそんなことをやれと、他ならぬ飲食店に勧めているわけですよ。
これって、あなたはどう思いますか?

挿画:見積書

前後に清掃の予定が入れられる日を作業予定に選ぶべし

最後の一点は、駆除施行の効果を倍増させるための、テクニカルなことを。

ゴキブリ対策…だけではなく、実は虫対策はみんなそうなんですが、それはさておきこの「生息対策」というのは、実は基本、「駆除対策」「清掃対策」のワンセットです。

ゴキブリの生息防除対策
  • 駆除対策
  • 清掃対策

つまり、単に専門業者による「駆除対策」行っただけでは、効果は薄い。
どころか、その前後に「清掃」をしないと、その効果は半減してしまうものなのです。

では多くの場合、「清掃対策」は誰がやるのか。
これは実は、店舗側の対応であることがほとんどです。

いや、別に駆除業者に対しても清掃というオプションも加えられるのですが、でもそれはかなり割高になりますし、だったらそれは自分でという飲食店がほとんどのケースが多いでしょう。

ですが、この「清掃対策」がかなりおざなりにされることが実は多かったりします。
にも関わらず、この「おざなり」さで、実はゴキブリ駆除の効果というのは大きく変わります。

結論。
これを避けるためにも、駆除日の前後両方にしっかりと清掃に当てられる時間や人的なゆとりのある日を選ぶようにしてください。

挿画:「清掃対策」は重要なゴキブリ生息対策の一つ
「清掃対策」は重要なゴキブリ生息対策の一つ

まとめ

今回は、ゴキブリ駆除の専門業者に依頼するにあたり、どのようなことを心がけて行えば賢く効果が出せ、また安く行うことが出来るかについて、プロの目線から書かせていただきました。

これらからわかるように、ぼくがここで言っている「安く」というのは、「安かろう」をどう選ぶかではなく(まあそれでいいという方はそうすればいいのですが)、「ゴキブリの駆除依頼という、経営上の投資に対するリターンをいかに最大限のものにするか」という話をメインにしています。

そのためには、上のようなことを踏まえて、彼ら専門業者をむしろご自身の店舗経営のビジネスパートナーと捉えてつきあう。
そのほうが、はるかにあなたのお店というビジネスにおいて、有益だということです。

この記事のポイント
  • ゴキブリ駆除は、ゴキブリという飲食店経営のビジネス上のリスクをいかに減らすかという、事業上の投資活動だ
  • だからこそ、そのリターンを高めるため、効果的な駆除依頼をすべきである

では次回は、この「すべき5つのこと」を踏まえながら、駆除業者がどんなことをして、それがどのくらいかかるのか、という具体的な費用の話をしていきたいと思います。
それでは。