★公開日: 2022年6月6日
★最終更新日: 2022年6月7日

こんな方のお悩みを解決します
  • 店内のゴキブリを確実にゼロにしたい
  • まずは捕獲調査をしたいのだけど、やり方が判らない
  • Gトラップは、どこで、何を、どの位買えばいいか判らない

「プロが飲食店に教える完全ゴキブリゼロ(Gゼロ)対策」、今回で5回目となります。

このブログのいいところは、最初から順番に読んでいくと何の虫の知識がなくても取り敢えず、どうすれば最速最短でGがいなくなるのか、少しの努力によって業者依頼などのコストをどう削減できるのか、がわかることです。

そして現在のところ、「初期診断調査」の本命、「捕獲調査」が始まったところです。
流れで言うとこんな感じになっています。

作成画:初期診断調査の流れ
初期診断調査の流れ

いきなりここに来てしまった方は、出来れば前回にまで戻って読み直していただくと流れ的に丁度よいかなって思います。
(ま、ここから読み進めても勿論W理解出来るようには書いています)

では、5回目。
Gの「捕獲調査」の用意、準備について今回はお話いたします。

この記事のレベル
  • 初心者度: 4 out of 5 stars (4 / 5)
  • 重要度 : 3 out of 5 stars (3 / 5)
  • 専門性 : 2 out of 5 stars (2 / 5)

 

執筆者紹介と本日のポイント

まずは、ご挨拶を。

プロフィール
高薙先生(Twitter)

…とまあ、こんなぼくがこの記事を書いてます。

さて。
今回のお話のポイントは、こちらになります。
念頭に置いて、お話をどうぞ読み進めてください。

この記事のポイント
  • リスト化された「Gの巣疑惑ポイント」のポイント数×2程度の数量の調査用Gトラップを用意する
  • 調査用Gトラップは、ネット上で安い調査専用のものを購入すべし(誘引剤は不要)

それでは、早速ながら本題に入っていくとしましょう。

Gトラップを用意する

まずは簡単に、G対策のための「初期診断調査」のメインとなる「捕獲調査」の流れから解説します。
前回にもお話しましたが、主な流れはこの通りです。

「捕獲調査」の流れ
  1. トラップ設置箇所とトラップ設置数を決める(←今回の記事対象)
  2. トラップを購入・用意する(←今回の記事対象)
  3. 「Gの巣疑惑ポイント」にトラップを設置する
  4. 設置期間後(1週間後)に回収する
  5. G捕獲状況を評価する
  6. 初期診断結果をまとめ、事後の対策を立てる

と、細かく一つ一つの手順を区切るとこういうなるですが、おおまかに言うのであれば。
トラップの「①用意(1と2)、②設置・回収(3と4)、③評価(5と6)」、となります。

よって今回は、その「トラップの①用意(1と2)」のお話です。
つまり、設置箇所から必要なトラップ数を算出し、どんなトラップがいいのかを選んで、購入・用意する。
この具体的なアクションプランについてお話しましょう。

登場人物紹介

トラップは幾つ用意すればいいのか

高薙先生
高薙先生
以前に洗い出してリスト化した、店内の「Gの巣疑惑ポイント」。
あれを出してみてごらん。
この「捕獲調査」では、その疑惑箇所に本当に「Gの巣」があるか否かを検証していくんだ。
なるほど!
ということはこのリストだと、お店の「Gの巣疑惑ポイント」は10箇所でした。
だからぼく、これから薬局に行って「ゴキブリホイホイ」を10個買ってきますね!
若大将
若大将
高薙先生
高薙先生
ちょっと待った!
はやる気持ちは判るけど、でもトラップ数は、最低でも「Gの巣疑惑ポイント」の1.5倍は欲しい。
捕獲結果次第で更にポイントを絞り込んだり、対策時の効果判定に必要になるからね。

さあ、ではまずはGトラップ数から決めていくとしましょう。

以前の「インスペクション」で、あなたのお店の「Gの巣疑惑ポイント」を洗い出しましたね。

この記事です。
この段階で、あなたのお店にある「Gの巣疑惑ポイントリスト」が出来たかと思います。
今回のこの「捕獲調査」では、その「Gの巣疑惑ポイント」の一つ一つに対し、実際にGがそこに生息していて、巣になっているのかを調べていくわけです。

あまりGをそこで見ることはなかったけれど、トラップを設置したら結構捕まっていた。
実はガッツリ巣になっていた、なんてことはよくある話です。
そういう「隠れGの巣」を徹底的に見いだしていくのです。

ということは、Gトラップの数は「Gの巣疑惑ポイント」数が必要になってくる。
でも、ちょっと待った。
このトラップ数は余分に持っていたほうが、絶対にいいでしょう。

といのも調査の後になって、「あれ、やっぱりここも怪しいぞ?」なんて箇所や、「ここも見てみたいな」という箇所は必ず出てくるものです。
そうした追加調査を行うことも踏まえて、余分に欲しいところ。

また調査後、こりゃGの巣になっている、となって駆除施工を行うとします。
この結果が果たして有効だったのかどうか。
それはGトラップを設置して検証してみる以外に方法がありません。
ぼくらのこの虫対策において一番ダメな対策というのは、何の効果判定がなされないまま、ただ何となくやってみた、というものです。

これらのことを踏まえると、やはり「Gの巣疑惑ポイント」の1.5倍から2倍くらいのトラップ数を用意するほうが無難でしょう。

食ネコ
食ネコ
お店の規模次第だからにゃんとも言えにゃいけれど、目安として10~15ポイント位はせめて仕掛けて欲しいところだにゃ。
とすると、30枚くらいのトラップを購入するのが一番のお勧めだにゃ。
参照画:捕獲調査

別にゴキブリホイホイじゃなくていい

若大将
若大将
「Gの巣疑惑ポイント」の2倍数の「ゴキブリホイホイ」かあ。
思いの外、トラップ数って必要なんですね。
別に「ゴキブリホイホイ」である必要は、全くない。
というか普通は、まず使わない。
今では専門業者が使う調査専用のトラップも、ネットで販売されているからね。
こういうもののほうが安価だし、使い回せるからはるかに便利だよ。
高薙先生
高薙先生

Gを捕まえるトラップ、といったら「ゴキブリホイホイ」。
そういうイメージは、未だに強いのではないでしょうか。
あるいは、それそのものではなくとも、各社から出されている似たような商品。これらを想像するかもしれません。

確かに「ゴキブリホイホイ」やその類いのものは、よくホームセンターやドラッグストア、スーパー、場合や時期によってはコンビニなどですらも売っています。
ですからこれをG対策として使っているご家庭や、場合によってはお店も、少なくはないでしょう。

ですが、この「捕獲調査」では「ゴキブリホイホイ」は、別にダメだとは言いませんが、プロはまず使いません。
もっと使い勝手のいいものがあるからです。
それが、ぼくらが使う業務用のG専門調査トラップです。

捕獲調査向けのトラップ
  • シンプルイズベスト
  • コンパクトな上紙製で使いやすい
  • ゴキブリが入りやすい構造になっている
  • ネット上で、大量にまとめ買いが出来る

このような理由から、「捕獲調査」には、こういう調査専用トラップが最適です。
それに便利なもので、今やこのご時世「AMAZON」「楽天」などのネット上で、こういうものがポチれる、つまり「まとめ買い」が出来るのです。
ぼくは断然こっちを、オススメします。

試しに、Googleからでも、或いはAmazonや楽天やその他の通販サイトの検索窓などからでもいいから、「ゴキブリ 調査 トラップ」みたいな検索ワードで、検索してみるといいでしょう。
ざーっ、と色々なG調査トラップが出てくるはずです。

そこまで出てくるとどれを選んでいいか迷ってしまうかもしれませんが、大丈夫。どれもそう大きくは変わりません。
わざわざ「ゴキブリ 調査トラップ オススメ」なんかで検索する必要もないくらいに、どれも似たりよったりです。
ですから、目についた通販サイトで扱っている、大体1枚50円~80円程度のもので全然結構です。

少なくともこんなところで迷う時間があったら、ぱっと目についたものを早々に購入し、早く調査を始めて一日でもGと縁を切ったほうがいいでしょう。
さしあたって最初は20~30枚くらいからの購入を目安にし、その後は状況に応じて定期的に購入をしていくのがよろしいかと思います。

食ネコ
食ネコ
飲食店は水や油を使うから、トラップが使えなくなってしまうことも多いんだにゃ。
それを含めて、余分に買って揃えておいて欲しいにゃ。

参照画:G調査トラップ
Amazon

誘引剤は必要ない?

若大将
若大将
1つ、質問があります。
市販の「ゴキブリホイホイ」には「誘引剤」がよくついていて、それでGを寄せ付けて捕まえる、とあります。
でもこの紙トラップにはその誘引剤が付いてないんですけど、それでもいいのでしょうか。
お、なかなかいい質問だね!
結論から言えば、今ここでは、必要ない。
あってもいいけれど、現段階でわざわざ購入したりするほどではない。
その程度だと思っていい。
高薙先生
高薙先生

ここでのよくある質問に、「調査用のトラップには誘引剤がないんですけど、いいんですか?」というものがあります。

上で答えているように、現段階ではそれほどまでに必要性は高くはないです。
ぼくらプロですら、最初の捕獲調査では誘引剤を使わないケースのほうがはるかに多いくらいです。
ていうか、いらないです。

誘引剤があったほうが、一杯捕まるのではないか。
そう思うかもしれませんが、ここでやろうとしているのは駆除ではなくて「状況の把握」です。そのための「捕獲調査」です。
ですから、今のこの段階でわざわざ使わなくてもいい、というのがぼくの考えです。(というか一般的な対応です)

あ、ぼくは「ゴキブリホイホイ」の誘引剤に効果がない、と言っているのではないですよ。
そうじゃなくて、ここでは目的が違うよ、という意味です。
「捕殺対策」、つまりGを捕まえて殺そうという駆除対策の一つとしてであれば、これは多少なりとも有効性が出てきます。

それと対策の話のときにじっくりと解説をしますが、実はこの誘引剤というのは、ベイト剤(G用の毒餌)と一緒に使うのが一番効果的なんです。
だから、あまりベイト剤(G用の毒餌)を食べてくれない現場でも、誘引剤を「撒き餌」として使うことで「食いつき」がよくなり、それなりの効果を発揮することがあるのです。

おっとそれはまた別の話で。

食ネコ
食ネコ
一般の方々が思っているほど、「誘引剤」の効力というのはそこまで過大に強力なものでも、万能で便利なものでもないからにゃ。
挿画:飲食店オーナー

調査の準備を進めよう

若大将
若大将
高薙先生、ネットでGトラップを決めました。
全部で30枚購入しました。
では到着を待つとしよう。
それと今のうちに、油性のマジックペンと養生テープも一緒に用意しておくといい。
勿論、お店に備品であれば、それで全然構わないよ。
高薙先生
高薙先生

トラップは選べましたか?
ではその到着を待ちながら、ここで他に用意するべきものについて触れておきます。
と言っても、あとはそれほど必要ありません。

捕獲調査で必要なもの
  • 作成した「Gの巣疑惑ポイント」リスト
  • 紙製のGトラップ
  • 油性マジックペン
  • 養生テープ
  • ビニール手袋
  • 燃えるゴミ用のゴミ袋
  • ボールペン

こんなものがあれば、十分でしょう。
いずれもわざわざ買い足すほどではありません。
お店の備品や、場合によっては代理品の使いまわしで結構です。

これらを用意出来たら、Gトラップの到着を待ちつつ、次の「トラップの設置・回収」に進むとしましょう。

挿画:準備

まとめ

今回は「捕獲調査」の最初のステップ、「トラップの用意」についてお話いたしました。

作成画:初期診断調査の流れ

そして、ざっくりまとめるとこのようなお話となります。

この記事のポイント
  • リスト化された「Gの巣疑惑ポイント」のポイント数×2程度の数量の調査用Gトラップを用意する
  • 調査用Gトラップは、ネット上で安い調査専用のものを購入すべし(誘引剤は不要)

ところで、このGトラップは手持ちに残しておくと結構、便利です。
というのも、この調査用以外にもちょっとした生息調査に使えるからです。

例えば、店内でGと遭遇したときに、「G、ここで見たぞ!」という場所を中心に数か所ほど置いておくのです。
そして数日後、その捕獲状況を見る。
これによってGの存在を手早く察することが出来るからです。

しかも紙製ですから、別に腐りもしませんし、使わなければ年単位でずっと保管できます。
その意味でも、ストックしておくと便利な一つだったりします。

さて、では次はいよいよトラップの設置・回収。
G捕獲作戦の始まりです。それでは。